<大阪近郊の文化住宅の2階 2007年9月リフォーム> その1

1.リフォーム前の様子(仮称2号室)

サラリーマン生活をつつがなく送る中、急逝した父親から引き継いだものの特に思い入れもなく放ったらかしに近い状態だった文化住宅です。このページはリフォーム前の写真になりますが、実は、次のページでご紹介するリフォームから遡ること4年ほど前にいったんリフォームしている物件です。ずっとこの建物の面倒を見てくれていた大工さんに全ておまかせでやってもらいました。とにかくきれいになればいいよ、というくらいの頼み方でした。

ということで、リフォーム前の状態とはいうもののそこそこきれいにはなっています。元々の間取りのままですが、床も壁も天井も施工し直してきれいにしてもらってます。電設も給湯も全部新しくしました。建具も特注で新たに作ってもらったものです。そのときのリフォームで既に180万円くらいかかっていますが、残念なことにそのまま未入居で何年も経過していました。

ありがちな話なのかもしれませんが、実は、少しきれいにしてくれれば入居するという口約束があってリフォームしたのにキャンセルになったのでした。「2点給湯にして」という注文にも応えたのにねえ…。ガックリというか何というか。忙しさにかまけて放っておいたのですが、この建物の他の部屋をリフォームしてわりと早めに入居が決まったので、思い切って追加リフォームをすることにしました。

 

(→先にリフォームした部屋の模様はこちら

流し台も新品状態です。キッチンまわりの白いタイルも新しいままです。

 

下の建具も特注の新品です。
いいかげんに発注した自分がいけないのはわかっていますが、
2000年代に入ってわざわざ特注するようなデザインではないですね。
建具屋さんもかえって苦労したのではないでしょうか。

 

洗面台のところのタイルは新しく貼り直してくれてまして、床の緑のところは屋上仕様の防水加工になっています。

 

トイレのタイルも一部貼り替えてくれています。こちらのドアも特注品の新品です。

 

お風呂は既にユニットバスになっています。0816サイズです。

リフォーム図面

(→大きな図面へ)

見積もりにOKを出したのは自分ですから何の文句もありません。おざなりな大家というのはこういう人間が多いのだと思ってください。反面教師ということで。

で、まあとにかく空いたままではしょうがないし、不動産屋での評判も芳しくないしでそんなにお金をかけないで改造し直すことにしました。既に200万円近くかかってしまっているので、予算としては40〜50万円くらいで考えていました。

 

2.図面

…ということで書いたのが左の図面です。床を張り替えて広いワンルームにすることにしました。床板に張り替えるよりは安いので全部クッションフロアにします。大枚はたいて特注した引き戸は全て廃棄してその上の鴨居と壁はとっぱらいます。
トイレは少し広げて洋式にすることにしました。一段低くなっていた洗面のところの床は新しい床で覆ってしまって部屋全体をフラットにしてもらいます。押し入れは扉だけ交換してそのまま使うことにしました。和室用の壁が気にはなりますが、眼をつぶってそのままいぢらないことにしました。

さて、ここから当然見積もりを依頼して、という話になりますが、それは次のページでお話ししましょう。

 

(→改造後のページへ

(→「インターネットで長屋をリフォーム」TOPページへ