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●レトロ風のパタン式下駄箱を作ってみました。

●材料/(基本的にはツーバイフォー系の板や角材をそのまま使っています)
   側板=140*20*900mmの板を4枚
   底板=140*20*800mmの板を2枚
   側板&底板固定用の角材=40*20mmの角材を280mmにカットしたやつを6本
   脚(側板に固定)=40*30mmの角材を105mmにカットしたやつを4本
   棚板=280mm幅でしならないものを800mmにカットしたものを適量
   棚受け=適当な角材を280mmにカットしたものを適量
   天板=300*900mmのもの(今回はホームセンターで塗装済みの棚板を購入)
   扉板=軽くて薄いもの(今回はファルカタ材を使いました)
   扉板を固定するための横木=扉板より少し厚いもの(今回は9*24mmの角材を使用)
   裏板=900*900mmのベニヤ板
   ________________________
   ※材料費総額=約15000円
   (ペンキ・ネジ・丁番その他の部材の費用も含む)

●作り方/
1.側板と底板の製作
   板2枚を横に並べて木工ボンドで貼り合わせつつ固定用の角材でネジ留めします。
   今回は仕上がりサイズを900mm幅で考えているので底板は800mmにカットしました。
   ボンドが乾いたらペンキ塗り。今回、底板には床板用のニスを塗ることにしました。

2.側板と底板の固定
   ペンキが乾いたら側板と底板をネジ留めしてしまいます。
   天部分を適当な角材な仮留めしておくと作業が楽です。
   (天板も一緒に留めてしまってもいいのですが、キズが付くとバカらしいので)

3.棚受けの取り付け
   棚受け用の角材を取り付けていきます。
   (棚板がしなるのが心配な場合は、棚板を支える補強用角材も取り付けましょう)

4.脚の取り付け
   側板にボンドとネジで取り付けます。
   必要に応じてアジャスター(高さ調整するための部材)を取り付けておきましょう。
   (勾配のある床に設置する予定のため今回は4脚全てにアジャスターを取り付け)

5.扉板の取り付け
   扉板固定用の横木にあらかじめ丁番で取り付けておきます。
   この横木をそのまま棚受けとして使うこともできます。
   (今回は裏に15mmほどの角材を取り付けて棚受けの補強をしました)
   準備ができたら側板にネジ留めします。

6.天板の取り付け
   自宅で使う場合はそのままネジ留めしてもいいと思いますが、
   今回は固定用の角材を取り付けて下からネジ留めしました。
   天板を持って移動させるようなことが多いと思いますので
   固定の強度に充分注意してください。

7.棚板の取り付け
   ボンドやネジで固定すれば強度を保てますが、
   今回は固定せず棚受けに載せているだけです。
   (お子さんのいるご家庭では固定しておくほうがいいでしょう)

8.裏板の取り付け
   必ず必要なものではありませんが、今回は裏板としてベニヤ板を取り付けました。
   平行四辺形ゆがみの矯正、壁の汚れ防止、の2つの点で有効です。

sokuban&sokoita
左の2つが側板。右の2枚が底板(ニス塗り済み)

tanauke
棚受けを固定した状態。
棚板のしなりを防止するため側板だけでなく
裏側にも棚受けを付けています。


一番下の扉を取り付けた状態。
つまみはデザインのツボなので
ヤフオクや楽天で好みのを探してください。

今回は棚板にツインカーボの端材を使いました。
以前引き戸を作ったときに余ったもの。
強度が心配になったのでこのあと
センター部分に棚受けを追加しました。


裏から見るとこんな感じ。
このあと裏板を留めて完成しました。

※余談
   節のあるパイン材は、節部分から渋が出て収納したモノを汚してしまうことがあるので
   塗装は必須です。
   ということで側板の内側にも、今回は無色のニスを塗っています。
   (普通にペンキを塗ってももちろんOK)
   
   ペンキを塗るだけでは表面が毛羽立ってしまうので、
   ペンキ→紙ヤスリ→ペンキ→紙ヤスリというように仕上げます。
   予め下地としてニスを塗っておき、上塗りのペンキを紙ヤスリで少し削ると
   レトロな感じを出すことができます。
   こすれてペンキが少しはげたように演出=「シャビー」仕上げになります。

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